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  • 2009年02月16日

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持っとくだけ

2009.02.16 23:18 candy

本当に久しぶりに定時に学校へ行くことが出来た今日。
やっぱり、私の中でT先生の存在は大きく、T先生との約束も大きな原動力となるみたい。
今日、学校に定時に行けたのは、T先生との約束があってのことだよね。
約束、守れて良かった。
授業だって、フルで出られたし。
本当はね、すごくキツかった時間もあった。
頭痛に悩まされもしたし、数Ⅰの抜き打ちテストなんて、泣きそうだった。
だけど、せっかく定時に来たんだしって思って頑張ったの。
明日も、頑張れるといいな。


放課後はまず、体育の補習。
持久走はキツいけど、走り切った時の達成感はすごく好き。
“立ち止まりたい”って自分に勝利したって証拠だもん。


補習の後は、数Aの先生に質問をしに職員室へGO!
質問をしに行くのには、かなり躊躇いがあった。
授業を受けてないから分からないのは当然で、休んだ責任として自力で勉強しなきゃいけないって思ってたから。
先生もテスト前で忙しいし、怒られるかも、とも思ったし。
だけど、数Aの先生は予想以上に丁寧に教えて下さったの。
ノートを取れていない私のために、一題分の解答を全て書きながら、詳しく説明してくれた。
内容も理解できたし、質問して良かったな。
『頑張ってね。』
と最後に言って下さった言葉で、“数学は絶対欠点なんてとらない!”って決心出来たんだ。
今日の授業で数Ⅰのテストをした時は、“もう数学なんて知らない。欠点決定だよ…。”なんて思ってたんだけど…
また、頑張ろうって思えたよ。


帰宅後。
久々のフルの学校に疲れ切っていた私は、ポーチに手をのばした。
約束通りにT先生が返して下さった、カミソリ10本入りのポーチ。

今日の終礼が終わった後、先生は金曜日におっしゃっていた通りに
『海月、どうする?』
って尋ねてきた。
私の中で、答えは決まってた。
カミソリなしの生活は、今の私にはまだキツいって、二日間でイヤと言うほど感じたから。
そして、
『返してほしい、です…。』
と答えた。
本当に返してくれるのか、不安はあった。
だけど、T先生は“死ぬほどのことは絶対しない”を条件に、返してくれたの。

帰宅後、私の中で“切らない”なんて選択はなかった。
だから、ポーチに手がのびた。
そして、カミソリを手にとろうとして、あるメモに気付いたの。
そのメモには、T先生の字で
『お守りは持っとくだけ。
使っちゃダメ。』
と書いてあった。
それを見た瞬間、私の脳裏に浮かんだのは、こんな私を支えてくれてるたくさんの人達の顔。
“まだ、我慢できる。
きっとまだ、頑張れる。”
そう思えたの。

もしかしたら、今日の夜中に切ってしまうかもしれない。
明日、明後日と、切らずに過ごせる保証なんてない。
だけど、一度でも踏みとどまることが出来たことに、感謝します。
先生、ありがとう。


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プロフィール

海月 愛結菜

Author:海月 愛結菜
高校3年生
6月5日生まれ・18歳

2008年09月に精神科デビュー。
うつ病・境界性人格障害・不眠症。
現在投薬治療中。
リスカ・ODなど、自傷癖あり。
2008年・2009年11月には、自殺未遂によりICUに入院。


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